夢を掴む
~卒業生・それぞれの道

夢を掴む ~卒業生・それぞれの道

開校して45年目を迎え、約10,000人の卒業生を国内外を問わず世に送り出した本校。
大勢の皆さんが、現在、様々な分野で活躍されています。そんな方々をシリーズでご紹介します。

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高等課程出身

菊地 絵奈さん

菊地 絵奈さん

2008年(平成20年)高等課程卒業。
本校高等課程を卒業後、パティシェとしてスタート。その後、幼い頃から大好きだったパンに触れたくパン職人を目指す。全国にベーカリーレストランなどを手掛ける(株)フォンスに入社。長野県軽井沢のパン&ベーカリーレストランの新規オープンで2年間、東京の店舗で6年間、計8年間製パンについて様々なことを学び、2018年に、地元町田市で自宅を改装した小さなカウンターだけの可愛らしい「ena bakeshop 琉球菓子とパン」をオープン。現在に至る。

菊地 絵奈さん

POLICY

「沖縄の旬な食材や伝統的な
パン&お菓子を
お客様に届けたい」

沖縄県出身の両親の元、幼い頃から身近であったサーターアンダギーなどの琉球菓子、ウコンや泡盛など沖縄の食材の入った料理を食べて育ちました。そのため修業時代も、レモンよりも「シークワサー」、シナモンよりも「ヒハツモドキ」(※沖縄のスパイス)のほうがさらに美味しくできるかな等々、いつもそんなことばかり考えながら仕事に取り組んでいました。現在は念願が叶い、沖縄食材を使ってランチや夕食のアルコールなどにも合う、他店ではなかなか味わえない商品を多くのお客様に楽しんでいただいています。

仕事のやりがいについて

仕込みから販売すべてを一人で行っているので、とても忙しく大変ですが、自分が作りたい商品を一生懸命作り、購入いただいたお客様が「美味しかった!」、「新商品楽しみにしています」など、多くの言葉をかけて頂けるので、もっともっと頑張ろうと力が湧いてきます。

今後の目標

現在は子育て中のため、週二回だけの営業をしていますが、これからは限られた時間の中で、自家製の酵母をおこしてハード系のパンや酵母パンにも力を入れたいと思っています。

在校生へのメッセージ

学校で先生方が教えてくださる料理や勉強は、とても大切です。そしてもっと大切なのが、日常の挨拶・返事・目を見て会話すること等。当時、毎日のように教わっていたことを今でも仕事をしながら思い出します(笑)。日々の生活や仕事に追われ大切なことを忘れてしまいがちですが、「ハッ」と思い出して元気な挨拶 からやってみてください。それがだんだん習慣となり、周りからの印象も大きく変わるはずです。
そして、町調で出会った友達も何かの縁、仲間を大 切にし、他の人を思いやる人は、きっとお客様に愛情 を込めた美味しい料理が作れる人になれると思います。夢を持ち続け、くじけず頑ってください。

夢を掴むシリーズ